(C)ABC 東映アニメーション 10周年メッセージはキュアミント。 相変わらず美しい作画です。名乗り時のポーズ以外、これといったものは無いかなと思ったら最後の横向きの表情にやられました。 いや、今回は色々凄い回でした。 謎だった部分についても少し判明した部分もあります。 クイーンミラージュの回想に出てきた、おそらく元の彼女の姿であろう巫女さん。 彼女とブルーが恋した事が全ての始まりということかな。 何らかの理由でクイーンミラージュになってしまい、それをブルーは仕方無く封印した。その封印が、おそらくプリンセス絡みで解かれてしまって現在の戦いに至るという感じでしょうか。 またブルーが恋愛禁止と言っているのもこの辺に理由がありそうです。 1話にも一瞬登場していた”プリキュアハンター”と言われるファントムが本格的に登場。 サイアークのような怪人を生み出さず、直接プリキュアと戦うキャラとしてはレジーナやダークプリキュアのように女性キャラが多いので、今回の男性キャラによる強敵幹部というのは嬉しい。今後どうプリキュア達と戦っていくのか楽しみです。 それにしても、”プリキュアハンター”か・・・。 このネーミング、例えば仮面ライダーでのハンターとかなら単純に強敵キャラというイメージが出来るのですが、少女達のプリキュアをハンターする男と考えると、どうも薄い本に使える絶好のキャラとか、あるいはプリキュアをストーカー的に追っかける変態とかを想像してしまうのは、自分が悪い大人だからなんでしょう(笑)。 皆で映画見ながら食事。 映画にのめり込んでいるのはひめだけで、めぐみとゆうこは食べるのに夢中。 短い場面に各キャラの特徴がよく出ています。 しかし、今回ひめとゆうこの出番はここだけで終わり。 仲間になる前ならともかく、主人公と一緒に行動する仲間のプリキュアがここまでバッサリ出番削られたのは非常に珍しい。 今回は本当に色々見せなければいけないシーンがあり、その為に仲間2人の出番を思いっきり削ったのは、変に見る側の視点がぶれないで良い構成だったと思います。 ブルーが移動に利用している鏡の部屋からぴかり神社に移動してくるめぐみとブルー。 これでひめ達と離れた事で、今回の仲間のプリキュアがやってこられない状況を作りました。 このどこでも移動出来る設定は、スマイルプリキュアでの図書館みたいに、使えばもっと楽な展開になるのに話を盛り上げるために使わないみたいな危険な設定に感じるのですが、今回はブルーと一緒にいないと移動できないようにも見えるので、そもそも使える状況が少ないと言う事で上手くやっていく感じかな。 そんな場所でたまたま出会ってしまったファントムとブルー。 ブルーに対してかなり強烈な憎しみをぶつけるファントム、これはクイーンミラージュを思えばこその怒りか。 ”愛なんてくだらない”と言っている幻影帝国の面々ですが、このファントムの思いは何なんでしょうね。 ラブリーの危機に割って入ってきたキュアフォーチュン。 最初からもの凄い憎しみ全開ですが、ファントムはフォーチュンの事を知らない模様。 どうもフォーチュンの言葉から姉がファントムに倒されている感じ。 通常幹部が人間を鏡に閉じ込めた場合、そこから生まれたサイアークを倒すと元に戻せますが、ファントムはサイアークを作り出していないので、彼自身を倒さないと姉は助けられないのでしょう。 逆にいうと、フォーチュンにとって現時点で一番の目的はファントムを倒して姉を助け出すということなのかな。 そして今まで以上の激しい勢いでファントムに突っ込むフォーチュンですが、蹴りを入れようとした足をつかまれ結構酷い目に遭います。 これまで圧倒的な強さを見せていたフォーチュンでも全く歯が立たないファントムの強さが分かります。 良いですね。強力な敵幹部というのは、このくらいやってもらわないと。 今度はフォーチュンの危機に、ファントムの放った戒めを無理矢理解いたラブリーが駆けつけます。 ブルーによってある程度解除されていたとはいえ、やはりラブリーは誰かの為(今回はフォーチュンの危機)により大きな力を発揮出来ると言う事でしょう。 しかしこれまで一人で戦ってきたフォーチュンは一緒に戦おうとするラブリーの提案を拒否。 それでも、ここはラブリーの説得がフォーチュンの心に届きます。 前にひめに対しては、”プリンセスがいるから自分も戦える”、そして今回は”大好きな人のためにプリキュアやっているのは自分も同じ”。 気弱なプリンセスだけでなく、めぐみがプリキュアになる前から最強のプリキュアと言われて一人で戦っていたフォーチュンにもこれだけの言葉をかけられるというのは凄いです。 フォーチュンはプリンセスに対しては何らかの理由で怒りの感情をぶつけていますが、ラブリーを憎む理由は無いですし、ファントムを前にしてかなり感情的になっているとはいえ、ここは冷静にラブリーとの共闘を受け入れます。 「キュアラブリー、行くわよ!」 「オッス!」 ”オッス”という言葉を習ったのはひめと氷川道場に行ったときですが、それ以前に3話でプリンセスとの会話でも使っているので、”オッス”というのがキュアラブリーを象徴する言葉になってきている感じ。 ラブリーが言うと、力強いだけでなく、可愛い感じも出ていて気に入ってます。 ラブリーの説得を受けて、フォーチュンとラブリーの共闘。 ぴかりが丘最強と言われるフォーチュンとラブリーのコンビは非常に強力。 いやあ、個人的にはプリンセスとのコンビより、この武闘派コンビの方が好きになれそうです。 まだプリンセスとのツインミラクルパワーシュートみたいな合体技はないので、単純に個別の必殺技をぶつける2人。 ちゃんとした合体技でなくても、この2人の合わせ技なら非常に強力そうですが、ファントムはそれすら受け止めます。 もっともこれまでのプリキュアに対しては使っていなかった武器を抜かせた事で、それなりに力を認めさせる事は出来た模様。 なんとしても2人を倒そうとするファントムの前に立ちはだかるブルー。 どうもミラージュ的にはブルーを消してしまうのは都合が悪いらしい。自分の置かれている立場を利用した強引な説得ですが、ともかくラブリーとフォーチュンを守る事には成功しました。 ブルーも知らなかったキュアフォーチュンがプリキュアの力をどのようにして入手したか。 元々ブルーから力を与えられたのは彼女の姉のようで、その姉が持っていたアイテムを使って変身しているようです。 冒頭のファントムとキュアナイルというプリキュアの戦いのシーンで倒されて封印されたプリキュアから変身アイテム が外に落ちていたので、フォーチュンに変身している娘は同じような形で姉のそれを拾ったと言う事でしょう。 しかし姉がキュアテンダーという名前だった事を聞いたブルーが衝撃受けて「全ての不幸の」と言っているので、単にファントムに倒されたというだけでなく、何かブルーにも関係する事情があるようです。 色々精神的なダメージ受けたっぽいブルーを包み込むめぐみの優しさ。 ひめのように精神的に未熟な娘だけでなく、年長者(まあ神なので正確な年齢は知りませんが)ですら優しい気持ちにさせてしまうめぐみの言葉や包容力は凄いと思います。 まあ、だから先週も書きましたが、こういう見た目の年齢以上の行動が出来るめぐみがテストでビリというが前回の違和感なんですけどね。 前回がめぐみの弱点を描いた話なら、今回は逆にブルーとフォーチュンに対する接し方で、めぐみの良い魅力部分が存分に描かれた回。 ひめがキャラ立ちすぎなせいで、他の2人メインの回でも、ひめの心情が中心に動く話が結構あるので、今回のめぐみの活躍は個人的には大満足でした。 めぐみはブルー、フォーチュンと違って幻影帝国の人物と何か因縁があるわけではないので、こういう話では下手をすると影が薄くなってしまう危険があるのですが、2人の仲間の出番を完全に削って、登場人物を減らしたりして、上手くめぐみを主人公として目立たせていたと思います。 それにしてもブルーが「」とか言ってますけど、その彼女がプリキュアになったきっかけはブルーが選んだわけではなく、ひめが適当に投げた結晶が元でプリキュアになってブルーと出会っているというのは面白い。 この男、いや神様は、自分で恋愛禁止とか言っておきながら何しているんだか。 過去の行為を色々悔やんではいるみたいなのに、今目の前にいる女の子には手を出してしまうのですね。 本作における戦いの原因はこいつの天然か? まったく、キュアラブリーのこれまでの荒ぶりようからして、この娘がミラージュみたいな敵になったら大変だぞ。 |
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